事例・お客様の声

大和物流株式会社様

経営企画部　兼　情報システム部　部長　岡 貴弘様
情報システム部　ソリューショングループ　グループ長　末次 友也様
情報システム部　ソリューショングループ　主任　藤永 啓太様

課題

・大規模な物流倉庫内のネットワーク基盤の構築
・施設内での設置スペースの確保
・物流倉庫内への短期間で無線ネットワークの敷設

対策

・導入前に物流倉庫内の電波状況の把握
・物流倉庫内へのDX Wi-Fiの実践導入
・最小限の負荷で最大の効果の発揮

ソリューション

・長距離/広範囲対応のWi-FiアクセスポイントDX Wi-Fiの導入

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大和物流株式会社様の岡様、末次様、藤永様に物流倉庫での課題をお話しいただきました。

「弊社の現場では物流DXに向けて、アナログからデジタルに切り替わっている最中であり、ハンディターミナルやマテハンの導入、物流ロボットの検討など現場のシステム化や省人化に向けてさまざまなアプローチをおこなっています。こういったシステムを導入する土台として倉庫内通信の安定的な稼働が課題となっています。

新規の物流施設の場合は施設に沿ったネットワーク環境の敷設は難しくありません。しかし、いったん倉庫内のレイアウトを設計したとしても、受託した荷主様や業務内容によって臨機応変にレイアウトを再構築する必要があります。

また、ネットワークインフラが未整備な居抜きの倉庫を使用することもあります。

そのような場合、倉庫内には固定ラックや多くの機器などが設置され障害物として倉庫内に入り組んで設置されており、これらを避けながらのネットワーク構築を進める必要があります。そのような変化する状況の中でコストに見合ったWi-Fi環境の構築ができるサービスを探し、ＮＴＴファシリティーズエンジニアリング様にご相談をさせていただきました。」

広く入り組んだ物流倉庫の環境への対応

ＮＴＴファシリティーズエンジニアリングの『DX Wi-Fi』は1024-QAMの採用により高効率の高速通信インフラ環境を実現し、1台で最大1,024人までの収容数と500m級で広範囲の電波の提供を実現し、倉庫、建設現場、公園、展示場といったさまざまなシーンで活用されています。

大和物流様では『DX Wi-Fi』の導入により、Wi-Fiの手軽さをそのままに、高速無線通信環境の構築を可能としました。

今回、大和物流様の浦安にある居抜き物流倉庫では『DX Wi-Fi』の強みである電波が届くエリアの広さを活かし、設置スペースの確保しづらい倉庫内でも少ない設置台数で電波の提供を可能としました。

『DX Wi-Fi』の、スペースに合わせて設置できる自由度と広範囲の電波エリアの確保がお客様のネットワーク課題を解決させたものと考えます。

『DX Wi-Fi』の特性をいかして物流倉庫での課題を解決

「浦安の物流倉庫は大型テーマパーク付近という外部的要因などもあり昼の時間帯が特に通信が安定せず、SIM通信のハンディを使用していたのですが、つながりづらいなど作業に支障をきたしていました。
そのような中、ＮＴＴファシリティーズエンジニアリング様は、迅速に現地に向かい電波状況の確認をし『DX Wi-Fi』のご提案をいただきました。」

物流倉庫での『DX Wi-Fi』設置は大和物流様の浦安倉庫が物流業界で初めての事例となりました。

倉庫の高い位置から斜め下に電波を飛ばす形で『DX Wi-Fi』を設置しました。倉庫の閉ざされた空間の特徴も相乗効果を生み、隅々まで電波が行き届き、どのエリアで電波検証しても数値に大きな変動がなく安定的なネットワークの提供が可能となりました。

他社のWi-Fiの場合は『DX Wi-Fi』と比べると設置台数が増えてしまい電波干渉を起こす場合が多いのですが、少ない設置台数で対応が可能な『DX Wi-Fi』における物流倉庫との相性の良さが発揮されたと考えられます。

「実際に『DX Wi-Fi』を導入してから浦安での電波状況は非常に安定しています。設置以降は電波の数値も今までの6倍になっておりハンディもストレスなく使用できています」（末次様）

 

工期が短いことにより庫内の業務への支障を軽減

物流倉庫では設備を新たに設置する場合においても、業務を止めることは通常はできません。

『DX Wi-Fi』では、業務に大きな影響を与えることなく、短い工期で設置することが可能となります。アクセスポイントの設置台数の少なさと、設置の容易性が、稼働中の倉庫内での設置おいても導入が適している要因になります。

今回の大和物流株式会社様の『DX Wi-Fi』構築においても、上記が導入の大きな要因の一つになりました。

「ＮＴＴファシリティーズエンジニアリング様に相談してから状況確認など一貫して迅速なご対応をいただきました。設置にかかる工期の短さで一気に導入へのハードルが下がりました」（藤永様）

 

物流業界2024年問題に必要とされる「人」を生かした大和物流様の考え

物流業界2024年問題に対して岡様はこう話されています。

「これから物流業界ではドライバー不足など業界全体で労働力不足が必ずやってきます。今以上に生産性の向上が求められることは間違いありません。コストの上昇や労働時間の短縮など問題は山積みです。そこでITシステムやマテハン、ロボットなどを、『人』が活用して最大限に生産性を高める取り組みを進めていきたいと考えています。

ただその中心は『人』であること。『人』がもつ能力を最大限に引き出すためのITシステムであることを念頭にもっております。

物流ロボットといえば、棚が動くロボットなどを映像で見られたこともあると思います。そういったAGV（無人搬送車）やAMR（自動走行搬送ロボット）といったものも物流現場で普及しています。

物流ロボットやシステムも1人の力を3〜4人分に変えていくためであり、そのようなIT技術の導入を促す基盤として今回の『DX Wi-Fi』導入が、効率化や省人化への第一歩となればと思っております。」

大和物流様からのご期待に応えるべく、ＮＴＴファシリティーズエンジニアリングでは、
様々な課題に対応した最適なソリューションを提供して参りたいと思います。

 

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